久々の光景

約一年ぶりに、昔見た夢をまた見てしまった。
(見てしまったという表現が適切か否かは、分からないが、ともかくそう感じたことは確かだ。)


アメリカ留学時代の友人が多数出てくる夢だった。
そう、ファンタジー映画にでも出てくるような村。
ホビットが住まうようないかにも可愛らしいような形をした家々。
そんな場所で皆は暮らしている。


皆は昼にもなれば、外へ出てランチを食べる。
大きなグループ、小さなグループ。
それぞれが食べ物を持ち寄り、皆で分けて、楽しい時間を過ごしていた。


そして夜。
僕は、霧がかった夜闇の中を疾走し、何かを探しているようだった。
木々をくぐり抜け、川を渡り、心当たりのある家を転々と回って行った。
だけれども、求めているものは見つからなかった。




最後の最後に見つかるかと思いきや、陽の光に起こされる。
見つかって欲しかったが、恐らくは、見つからないものとしての夢だったのだろうか。


I accept my destiny.