何がなんだか分からなかった。 「俺に追いついてみな」 そういわれて、僕はその男を追いかけ始めた。 しかし、そいつは尋常じゃない速さだった。 繁華街の中、さまざまな障害物があるにもかかわらず、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のソニックにも負けない…

それは、真っ白な世界での出来事だった。 SFXの映画の中にいるような、近未来的な空間の中夢は始まった。 メタリックなフレームと無機質な白い壁の部屋で僕は食事をしてる。 どうやら朝のようだ。 高いマンションの上から、窓越しに下に広がった景色を見下ろ…

ときどき見ることがある。 半年に一度ほどなのだが、夢の中で寝て、更に夢を見るというものだ。 そして決まってみる夢は、いい夢ではない。 怖いものであったり、不幸なものばかりで、浮かばれることはない。 しかし、醒めたあとで安堵感に包まれるのも確か…