戦闘
それは、真っ白な世界での出来事だった。
SFXの映画の中にいるような、近未来的な空間の中夢は始まった。
メタリックなフレームと無機質な白い壁の部屋で僕は食事をしてる。
どうやら朝のようだ。
高いマンションの上から、窓越しに下に広がった景色を見下ろす。
通勤の時間が来たのか、鞄を持ち、高速エレベーターで下りていく。
そうやって駅に向かおうとしたそのときだった。
轟音とともに、宙を舞う戦闘集団が現れ、周辺は大混乱に陥る。
一部の建物が破壊され、防衛部隊のサイレンがこだましている。
そんな中、僕自身はどうしているかというと、いつの間にか鞄はなくなり、その集団の攻撃から切り抜けようとしていた。
剣を持ち、相手同様に空を舞い、攻撃をかい潜りつつ、高い場所へと避難した。
ハッと気付くと、夢から醒めていた。
妙に、生々しい戦闘。しかもCLAMPのマンガに出てくるような戦闘に、奇妙な感覚を覚えた。