運命を変える

今回は、壮大なストーリーのある夢だった。
以前にも見た夢の続きのようでもあるが、それをいつ見たのかは覚えていない。

人には、運命というものがあり、その多くは変え難いものである。
星は人の運命を司り、支配してきたとされるが、その星の位置を移動させ、運命の歯車を変えようと試みる物語だった。
時は太古の戦乱の世。時代の流れに逆らいつつも、生きてきた少年。
彼は、ある年星占いによるところ人生最悪の年を迎えるであろうことを知ってしまう。
さてどうすべきか、星の位置が悪いのであればそれを変えてしまおうと思い立った彼だった。

甲冑を纏って戦争を繰り返す世にあって、そんな無理難題が可能だったのか?
彼には類い希なるある能力があったのだ。それは、自分が寝ている間、人の夢に忍び込むことができるというものだ。
天空を支配する女神。彼女は永遠の夢想の中で全ての星の位置を定めているその中に、彼は飛び込んでいった。
ところが、その行為こそありとあらゆる運命の歯車を狂わせる元凶だった。