久々の夢…

久しく、夢を見ていなかった。
いや、見ていなかったというよりかは、記憶に留まらなかった感じだ。
感覚的には残っていたものの、それがハッキリとは脳裏に残らず、歯がゆい思いだったが、夢見の感覚を取り戻せて、スッキリとした。


一つ目は、ちょっとした行動から、夢見を思い出した。
車の運転中、ハッと気付き、蘇ってきた。
一種の、デジャビュ(既視感)という奴だ。
車を車庫に入れる風景。母が、実演してくれている。
うちの車庫は、なかなかどうして難しい大きさ、配置で、100回くらい出し入れした私でも、一発で決めることは容易くない。
そんな車庫入れを母が手本を見せてくれた。単純にそれだけが、浮かび上がってきた。


二つ目は、どこか、ユーラシアの内陸のような場所にいた。
ヨーロッパでもなく、中東でもなく、あえて形容するならコーカサスの感じだった。
私自身、コーカサスに行ったことはないのだが、あくまでイメージとしてそんな雰囲気を醸していた。
その地で、荒野というか、あの独特の野山をSUVタイプの車で疾走している。
はたまた、ロバの馬車にゆったりと揺れながら乗っている。


面白いのはここからだった。
とある人が、お茶飲まないかいと尋ねてきて、飲むことになった。
とたん、その人はいきなり自分のにを投げたのだ。
なにをするのかと思いきや、促成の店舗が完成してしまった。それはあたかも、放るだけでテントが張れるやつに似ていた。
(とはいえ、そのテンポの完成度は促成テントなどの比ではなかった。)
広げる場面を見ていなければ、あたかも今までそこに茶屋があったかのようだ。
ただただ驚くばかり。主人が茶を入れるよと言ったところで、夢見から覚めた。