怪奇夢

それは、かなり怪奇な夢だった。
どう怪奇かと言いますと、まず出てきた人物の異形さでありましょう。

それはそれは、小錦以上に太りすぎた女性。
思わず目を塞ぎたくなるくらいの奇異を伴っていました。

そして、いる場所までが奇妙奇天烈。
なぜか混浴の狭い共同浴場
しかも、泥の風呂ときている。

そんな珍妙、奇妙な状況において、自分はゆったりと浸かっていた。
その風呂から、逃げ出ることも無く。